宗教画テーマの分類

この絵には何が書かれている?

賞金: 100,000 参加ユーザー数: 251 2年以上前に終了

Private LB公開時刻変更のお知らせ(2021/9/4更新)
先日見つかりました同スコア時の順位が提出時刻順となっていない問題につきまして、対応方法を検討いたしました結果、コンペ終了後のパッチ対応により修正することとなりました。
皆さまには大変ご不便おかけいたしますが、当対応に伴い、Private LBの公開日時を
9/12(日) 24:00 → 9/13(月) 18:00
へと変更させていただきたく存じます。
なお提出締切時刻の変更はなく、予定通り9/12(日) 24:00での終了となります。
お楽しみのところ誠に申し訳ございませんが、ご理解いただけますと幸いです。

ホワイトリストルール追加のお知らせ
Imagenet等汎用的に使われる学習済みモデルが、テストデータ使用不可の制約にかかる可能性があるとのご指摘を受け、ルールを追加いたしました。下記ホワイトリストについては、たとえテストデータとの被りが含まれる場合も使用可とさせていただきます。

ホワイトリスト

なお、本コンペにおいては、当初通り外部データ・学習済みモデル使用にあたる運営確認は不要です。ホワイトリストにないモデルの使用について、ご心配な場合はトピック等でお気軽にお問い合わせください。運営にて判断させていただきます。
(※ ホワイトリストへの追加申請はコンペ終了7日前の9/5 24:00までとさせていただきます)

Open to Work リーダーボード設置 / 求人紹介サービス開始のお知らせ
本コンペティションより、 データ関連人材を対象とした求人紹介サービスを開始いたします。
Open to Work リーダーボードに参加されている方々に対し、ProbSpaceより転職求人、副業/フリーランス案件についてのメールを登録アドレスにお送りいたします。
ご希望の方は、コンペ終了までに下記参加手順よりOpen to Work リーダーボードにご参加ください。
データサイエンティスト様に限らず、データ活用に関連したエンジニア・コンサル・事業/企画部門の皆さまを対象としております。どうぞよろしくお願いいたします。
(Open to Workリーダーボードへの参加手順)
① リーダーボード右上の"LBチーム"をクリックし、LB設定ページを開く
② リーダーボードチームリストよりOpen to Workリーダーボードへの"参加申請"をクリック
※ 完了後、リーダーボードにOpen to Workが追加されます

背景と目的

宗教画は、特定宗教に関する逸話や伝説などを描いた作品のことであり、歴史的にも宗教を語る上では欠かせない存在の一つです。
宗教画が活況となった中世では、様々な画家が権力者の娯楽や宗教的権威を示すことを目的として、旧約聖書の1シーンが描画された宗教画が様々なところで取引されていました。

当時後進国であったヨーロッパでは読み書きができない人が多かったため、逸話のイメージを印象強く描いた数々の作品が、多くの人々にその情景を印象づけることができたと言えます。
そのような宗教画は、新古典派やロマン派など、時代にあった形式で複数の異なる潮流の中で描かれていますが、同一のテーマを扱った作品も数多く存在しています。
例えば、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」は宗教画として有名な作品です。

2baf0caa-26e3-4dd8-b893-df4d86d73065.jpg


一方で、タッチは異なり見慣れない絵であるかもしれませんが、「最後の晩餐」を描いた宗教画は他にも多々存在しています。
(左:サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂のモザイク画 / 右:サン・マルコ寺院の壁画)
767c72b1-50da-4ba1-9bd4-e8bef9737670.png

そこで今回、「最後の晩餐」の様な、異なる時代や作者によって描かれた宗教画の題材を予測させる問題を設計いたしました。データセットとしては、キリスト教絵画の中でも代表的な計13テーマを用意しております。


【重要】 テストデータ / 外部データ・学習済みモデルの使用について

本コンペティションでは、テストデータを用いた教師なし学習を許可しております。(詳細はルールをご確認ください)

例えば癌検診・商品の類似性分析では、データを取得してから時間をかけて画像分類することが可能であり、テストデータを教師なし学習として用いる有用性が想定されます。
過去kaggleにおいても、教師なし学習可能なコンペティションが開催されており、今回ProbSpaceでも同様の扱いができることといたしました。

ただし実際には、テストデータを教師なしデータとして使える / 使えない場合で、どれほど精度差が出るかは不明です。
運営の興味本位であり大変恐縮ではございますが、どなたかトピック化いただける方がおりましたら、大変嬉しく存じます。


賞金

1位 100,000円

締め切り

2021年9月12日 24:00 JST

参考文献

ビジュアル図解 聖書と名画 [世界史徹底マスター]
今すぐ試したい! 機械学習・深層学習(ディープラーニング) 画像認識プログラミングレシピ
医療AIとディープラーニングシリーズ Pythonによる医用画像処理入門

ダウンロード

データをダウンロードするにはログインまたはユーザー登録して下さい

概要

コンペに使用するデータは3つに分けられます。

  • 訓練データ(christ-train-imgs.npz)
  • 訓練データラベル(christ-train-labels.npz)
  • テストデータ(christ-test-imgs.npz)

データ数は、訓練データが654枚、テストデータが497枚です。
各画像のサイズは224×224で、すべてRGBの画像データです。

データラベル

「訓練データラベル」のラベル毎のテーマは下記の通りです。

label テーマ 絵画の詳細(一例)
0 受胎告知 処女マリアがキリストを妊娠したことを告げられる
1 キリストの降誕 イエス・キリストが誕生する
2 聖家族 幼少年時代のイエス・キリスト、養父ヨセフ、聖母マリア
3 羊飼いの礼拝 イエス・キリストを目にするために羊飼いが訪れる
4 東方三博士の礼拝 マリアとイエス・キリストを拝み、乳香、没役、黄金を捧げる
5 エジプトへの逃避 養父ヨセフは、ヘロデ王のたくらみを避けて、マリアとともにエジプトへと逃れる
6 イエスの洗礼 ヨルダン川で洗礼者ヨハネからイエスは洗礼を受ける
7 最後の晩餐 イエスが処刑される前夜、十二使徒と共に食事をしている。使徒の一人が裏切者であることが告げられる
8 茨の冠 笞打ちの刑となったイエスが、兵士から茨でできた冠をかぶせられあざ笑われる
9 キリストの磔刑 イエスは十字架に磔となって処刑される
10 キリストの嘆き キリストの体が十字架から剥がされ、その体をイエスの友人たちが悼む
11 ラザロの復活 ラザロの墓の前で、イエスが祈った直後、イエスの友人であるラザロが蘇生する
12 最後の審判 再臨したイエスが死者に裁きを下し、天国と地獄へと振り分けられる

データセットは、米・メトロポリタン美術館が公開している、宗教画画像を使用しています。

メトリック

このコンペティションは、accuracy(正解数/全サンプル数)によって評価されます。

christ-test-imgs.npzに対して、作成したモデルで予測を行い、 その結果を次のフォーマットのcsvファイルで提出してください。

また今回は、テストデータが少ないため、
同着を減らす措置として、public : private = 13% : 87%と、過去コンペと比べprivateの割合が多くなる設定としております。

提出ファイルのフォーマット

以下のフォーマットで提出します

id,y
1,0
2,5
3,2
...

コンペティションルール

■Open Review Competition

本コンペでは、開催期間終了後 賞金対象者のコードを公開し、ユーザーの皆様にチーティング有無をレビューしていただき順位確定させる、オープンレビュー方式のコンペティションを行います。


賞金対象ユーザー

コンペ終了後1週間以内:
トピックにて、学習過程の分かるコードの公開をお願いいたします。 (簡易解説までつけていただけると助かります。)

コード公開後1週間:
レビュアー(ユーザー)より、チーティングの疑いに関するコメントがある場合は、ご回答をお願いいたします。
※チーティングとは無関係のコメント(ノウハウに関する質疑 等)についてもご回答いただけると幸いですが、順位確定の判断材料とは致しません。


レビュアー(ユーザーの皆様)
コード公開後1週間: 公開コードを確認いただき、チーティングが疑われる場合は、トピックを通して質疑の投稿をお願いいたします。

レビュアーからの質疑と、回答状況をふまえて、最終的に運営側で順位確定を判断します。

■順位決定ロジック
  1. コンペ期間中はPublicリーダーボード(以下LB)により暫定評価を、最終結果についてはPrivate LBにより評価します。
    ※ Private LBはコンペ終了と同時に表示されます。
  2. Private スコア計算に使われるファイルについては、2つまで選択可能です。
    ※ 提出ページより、最終提出ファイルをご選択ください
    ※ 未選択の場合は、Public スコアの上位ファイルが提出上限まで自動選択されます。
  3. スコアが同値の場合は、早い日時に提出いただいたユーザーが上位となります。
  4. コンペ終了後であっても、不正が発覚した際には、対象ユーザーは失格となり、全体の順位が繰り上がります。
    順位繰上げにより賞金対象者となられた場合は、繰上げ日より一週間以内に、トピックにてコードを公開いただき、「Open Review Competition」と同様のフローにて順位を確定させていただきます。
■タイムライン

開始日 2021/6/28 0:00 JST
終了日 2021/9/12 24:00 JST
Private LB公開 2021/9/13 18:00 JST

エントリー締め切り なし

■システム利用
  • 参加者ごとに1つのアカウントでご参加ください
  • チーム参加の場合は、最大5名までエントリー可能です
  • 1日あたり、最大5回までの提出が可能です
■テストデータ・学習済みモデル使用に関する特例(2021/6/30更新)
  1. 本コンペでは、テストデータ・外部データを用いた学習を許可します:
    ただし下記データについて、ゴールドラベルを用いた学習は禁止します。
     i. テストデータ 又は 外部データのうち、テストデータと被るサンプル
     ii. テストデータと同一の原画より作成・加工されたサンプル
    自己回帰学習や、疑似ラベル学習などにご使用ください。

    ※ ゴールドラベルとは、何らかの手段によって付与された正解ラベルのことです。例えば、人手で正解ラベルを付与する、外部データのメタデータなどからラベルを抽出する、などの手段によって付与されます。
    人手により正解を絞り込むラベルの付与も、禁止行為とみなします。

    ※ ii.については、複製画・写真・スキャン画像を含みます。また、テストデータ自体の加工についても対象となります。

  2. 事前学習済みモデルの使用を許可します:
    ただし、事前学習済みモデルの学習に関しては、上記1.と同じ基準が適用されます。
    例えば、事前学習済みモデルの学習データに、テストデータとそのゴールドラベルが含まれている場合、そのモデルは使用できません。

その他、コンペティションの趣旨にそぐわない行為については、運営より禁止行為と判断させていただく場合がございます。
また、判断に迷うケースがありましたら、トピックを作成のうえ、運営にご連絡ください。運営にて判断・回答させていただきます。

■ホワイトリストの使用について(2021/8/13更新)

以下ライブラリについては、ホワイトリストとし、たとえテストデータとの被りが含まれる場合も、使用に際して不正とはみなされないものとします。ホワイトリストにつきましては下記URLより参照ください。

・ホワイトリスト
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1GSOeYEl0inJdrbt00ERrKpNWJf2sTMwggOG0crvP49Y/edit?usp=sharing

もちろん本コンペにおいては、ライブラリの使用にあたる運営確認は不要ですが、ホワイトリストにないツールの使用に際してご心配になられることもあるかと存じます。
その場合は運営にて、ホワイトリストへの追加を判断いたしますので、お気軽にお問い合わせいただけましたらと存じます。
(※ ホワイトリストへの追加申請はコンペ終了7日前までとさせていただきます)

■その他禁止事項
  • ユーザー間での情報共有
    コンペティションに関連するコード・データを、チーム外のユーザーと共有することはできません。全参加者が利用できる場合に限り、共有可能です。

※コンペ期間中であっても、不正が疑われる場合は、運営より確認のためメール連絡させていただくことがございます。一週間以内にご回答いただけない場合も、不正と判断させていただきます。

■運営からのお願い

公平性の担保、チーティング等の不正防止のため、予告なくルールの追加・変更を行う場合がございます。
ご不便をおかけすることもあるかと思いますが、サービス向上のためご了承ください。


FAQ

このコンペティションでは賞金はでますか?

はい。
最も精度の高い学習モデルを作成した優勝者には、賞金を贈呈します。
順位確定までのプロセスについては、ルール「Open Review Competition」を参照ください。

チームで参加できますか?

可能です。チームページから作成いただけます。

どこでアカウントをつくればいいですか?

こちらから作成いただけます。

コンペティション参加にはアカウント登録が必要となりますのでご注意ください。

コードを提出するにあたって Seed を固定する必要はありますか?

Seed を固定することが推奨です。
ただし、Seed を固定しなくても提出用コードとしては認めています。

概要

このチュートリアルでは、与えられた画像データに対して

  • データの読み込み
  • データをプロットして確認
  • 前処理
  • kerasを用いてCNNモデルの作成、学習
  • 誤識別したデータの確認

を行います。

環境

  • python 3.7.4
  • tensorflow 1.14.0
  • numpy 1.17.2
  • matplotlib 3.1.1

データのロード

まずはデータの読み込みをしてみましょう。

import numpy as np
import os

class ChristDataLoader(object):
    """
    Example
    -------
    >>> ukiyoe_dl = ChristDataLoader()
    >>> datapath = "./data"
    >>> train_imgs, train_lbls, validation_imgs, validation_lbls = christ_dl.load(datapath)
    """
    def __init__(self, validation_size: float):
        """
        validation_size : float
        [0., 1.]
        ratio of validation data
        """
        self._basename_list = [
        'christ-train-imgs.npz',\
        'christ-train-labels.npz'
        ]
        self.validation_size = validation_size

    def load(self, datapath: str, random_seed: int=13) -> np.ndarray:
        filenames_list = self._make_filenames(datapath)
        data_list = [np.load(filename)['arr_0'] for filename in filenames_list]

        all_imgs, all_lbls = data_list

        # shuffle data
        np.random.seed(random_seed)
        perm_idx = np.random.permutation(len(all_imgs))
        all_imgs = all_imgs[perm_idx]
        all_lbls = all_lbls[perm_idx]

        # split train and validation
        validation_num = int(len(all_lbls)*self.validation_size)

        validation_imgs = all_imgs[:validation_num]
        validation_lbls = all_lbls[:validation_num]

        train_imgs = all_imgs[validation_num:]
        train_lbls = all_lbls[validation_num:]

        return train_imgs, train_lbls, validation_imgs, validation_lbls

    def _make_filenames(self, datapath: str) -> list:
        filenames_list = [os.path.join(datapath, basename) for basename in self._basename_list]
        return filenames_list

データのフォーマットが.npzなので、numpynp.load関数を使って読み込みます。

それ以外のコードは、データを保存した場所(datapath)を渡すだけで、そこから読み込んでくれるようにするための処理です。

ここで定義したクラスを使うことで、以下のようにしてデータをロードすることができます。

datapath = "./"
validation_size = 0.2
train_imgs, train_lbls, validation_imgs, validation_lbls = ChristDataLoader(validation_size).load(datapath)

validation_sizeではテストデータの比率を指定しており、ここでは2割のデータをテストデータとして扱っています。

プロットしてみよう

データを各クラスごとに、どんな画像データなのか表示してみます。
ここではプロットにmatplotlibを用います。

import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt

class RandomPlotter(object):
    def __init__(self):
        self.label_char = ["0", "1", "2", "3",\
                           "4", "5", "6", "7",\
                           "8", "9", "10", "11", "12"]

    def _get_unique_labels(self, labels: np.ndarray) -> np.ndarray:
        label_unique = np.sort(np.unique(labels))
        return label_unique

    def _get_random_idx_list(self, labels: np.ndarray) -> list:
        label_unique = self._get_unique_labels(labels)

        random_idx_list = []
        for label in label_unique:
            label_indices = np.where(labels == label)[0]
            random_idx = np.random.choice(label_indices)
            random_idx_list.append(random_idx)

        return random_idx_list

    def plot(self, images: np.ndarray, labels: np.ndarray) -> None:
        """
        Parameters
        ----------
        images : np.ndarray
        train_imgs or validation_imgs

        labels : np.ndarray
        train_lbls or validation_lbls
        """
        random_idx_list = self._get_random_idx_list(labels)

        fig = plt.figure(figsize=(15, 10))
        for i, idx in enumerate(random_idx_list):
            ax = fig.add_subplot(3, 5, i+1)
            ax.tick_params(labelbottom=False, bottom=False)
            ax.tick_params(labelleft=False, left=False)
            img = images[idx]
            ax.imshow(img, cmap='gray')
            ax.set_title(self.label_char[i])
        fig.show()

このコードでは、各クラスについて一つずつランダムにデータを取り出して、取り出したデータをプロットしています。

_get_random_idx_list()では、各クラスごとにランダムにデータのインデックスを抜き出しています。

plot()内が実際に画像をプロットするコードで、matplotlibimshow()を用いて表示しています。

ここで定義したクラスを用いると、以下のようにしてデータをプロットすることができます。

RandomPlotter().plot(train_imgs, train_lbls)
RandomPlotter().plot(validation_imgs, validation_lbls)
/usr/local/lib/python3.7/site-packages/ipykernel_launcher.py:46: UserWarning: Matplotlib is currently using module://ipykernel.pylab.backend_inline, which is a non-GUI backend, so cannot show the figure.

output_9_1.png
output_9_2.png

以下のように出力を見ることで、誤識別をした宗教画の内容について確認できます。

前処理

データの前処理を行います。

ここでは、画像データに対しては、

  • 数値データの型をfloat32へ変更
  • 値を[0, 255]から[-1, 1]に標準化を行います。

ラベルデータに対しては,

  • 0から12のintで表されたラベルを、one-hot表現に変更を行います。
import numpy as np
from tensorflow.keras.utils import to_categorical

class Preprocessor(object):
    def transform(self, imgs, lbls=None):
        imgs = self._convert_imgs_dtypes(imgs)
        imgs = self._normalize(imgs)
        if lbls is None:
            return imgs
        lbls = self._to_categorical_labels(lbls)
        return imgs, lbls

    def _convert_imgs_dtypes(self, imgs):
        _imgs = imgs.astype('float32')
        return _imgs

    def _normalize(self, imgs):
        _imgs = (imgs - 128.0) / 128.0
        return _imgs

    def _to_categorical_labels(self, lbls):
        label_num = len(np.unique(lbls))
        _lbls = to_categorical(lbls, label_num)
        return _lbls

識別してみよう

DNNのフレームワークであるkerasを用いて簡易なCNNを作成して識別してみましょう。
kerastensorflowに統合されていますので、tensorflowからインポートします。
tensorflow.kerasが存在しないというエラーが出た場合は、古いバージョンのtensorflowを使用している可能性があります。tensorflowのアップデートを試みてください。)

import tensorflow as tf
from tensorflow import keras
from tensorflow.keras.models import Sequential
from tensorflow.keras import layers
from tensorflow.keras import backend as K

from sklearn.metrics import log_loss


# dataの準備
datapath = ""
train_imgs, train_lbls, validation_imgs, validation_lbls = ChristDataLoader(validation_size).load(datapath)

train_imgs, train_lbls = Preprocessor().transform(train_imgs, train_lbls)
validation_imgs, validation_lbls = Preprocessor().transform(validation_imgs, validation_lbls)

# modelの設定
batch_size = 128
label_num = 13
epochs = 10
# model作成
model = Sequential()
model.add(layers.Conv2D(32, (3, 3), activation='relu'))
model.add(layers.Conv2D(32, (3, 3), activation='relu'))
model.add(layers.Conv2D(32, (3, 3), activation='relu'))
model.add(layers.Conv2D(32, (3, 3), activation='relu'))
model.add(layers.Flatten())
model.add(layers.Dense(256, activation='relu'))
model.add(layers.Dense(label_num, activation='softmax'))

loss = keras.losses.categorical_crossentropy
optimizer = keras.optimizers.Adam(lr=0.001, beta_1=0.9, beta_2=0.999)
model.compile(loss=loss, optimizer=optimizer, metrics=['accuracy'])

# modelを学習する
model.fit(train_imgs, train_lbls,
    batch_size=batch_size,
    epochs=epochs,
    verbose=1, shuffle=True,
    validation_data=(validation_imgs, validation_lbls))

# modelを評価する
train_score = model.evaluate(train_imgs, train_lbls, batch_size=batch_size)
y_train = model.predict(train_imgs)
validation_score = model.evaluate(validation_imgs, validation_lbls, batch_size=batch_size)
y_val = model.predict(validation_imgs)
print('Train loss :', train_score[0])
print('Train accuracy :', train_score[1])
print('validation loss :', validation_score[0])
print('validation accuracy :', validation_score[1])
Train on 524 samples, validate on 130 samples
Epoch 1/10
524/524 [==============================] - 154s 293ms/sample - loss: 50.7519 - acc: 0.0973 - val_loss: 6.9916 - val_acc: 0.0692
Epoch 2/10
524/524 [==============================] - 80s 152ms/sample - loss: 3.9502 - acc: 0.1069 - val_loss: 2.6364 - val_acc: 0.0308
Epoch 3/10
524/524 [==============================] - 76s 146ms/sample - loss: 2.5499 - acc: 0.1622 - val_loss: 2.5642 - val_acc: 0.0846
Epoch 4/10
524/524 [==============================] - 78s 150ms/sample - loss: 2.5421 - acc: 0.2996 - val_loss: 2.5617 - val_acc: 0.1692
Epoch 5/10
524/524 [==============================] - 79s 150ms/sample - loss: 2.5472 - acc: 0.3683 - val_loss: 2.5601 - val_acc: 0.2385
Epoch 6/10
524/524 [==============================] - 76s 146ms/sample - loss: 2.5351 - acc: 0.3359 - val_loss: 2.5542 - val_acc: 0.1923
Epoch 7/10
524/524 [==============================] - 77s 147ms/sample - loss: 2.4849 - acc: 0.2748 - val_loss: 2.5781 - val_acc: 0.2000
Epoch 8/10
524/524 [==============================] - 78s 150ms/sample - loss: 2.3697 - acc: 0.2538 - val_loss: 2.5191 - val_acc: 0.2154
Epoch 9/10
524/524 [==============================] - 76s 144ms/sample - loss: 2.2402 - acc: 0.2405 - val_loss: 2.5792 - val_acc: 0.1846
Epoch 10/10
524/524 [==============================] - 74s 141ms/sample - loss: 2.1129 - acc: 0.3550 - val_loss: 2.5157 - val_acc: 0.2154
524/524 [==============================] - 15s 30ms/sample - loss: 1.9208 - acc: 0.3874
130/130 [==============================] - 4s 30ms/sample - loss: 2.5157 - acc: 0.2154
Train loss : 1.920761760864549
Train accuracy : 0.3874046
validation loss : 2.5156759188725397
validation accuracy : 0.21538462

出力を見ると
このシンプルなモデルでは21%程度のaccになるようです。
これをベースラインとして改善してみましょう。

識別結果の出力

学習したモデルにテストデータを入力し提出ファイルを作成します。

test_imgs = np.load('./christ-test-imgs.npz')['arr_0']
test_imgs = Preprocessor().transform(test_imgs)
predict_lbls = model.predict(test_imgs, batch_size=batch_size)

上のコードでは学習データのときと同様にデータの読み込みと前処理を行い、model.predict()を用いてテストデータに対する出力を得ています。

最後に提出データのフォーマットに合わせるため、pandasnumpyのデータを渡し、インデックスとカラム名を付加します。
最後にcsvファイルに書き出すことで提出ファイルが作成されます。

import pandas as pd

df = pd.DataFrame(np.argmax(predict_lbls, axis=1), columns=['y'])
df.index.name = 'id'
df.index = df.index + 1
df.to_csv('predict.csv')

誤識別したデータの確認

そこで,誤識別した画像に限ってプロットしてみましょう。

class MisclassifiedDataPlotter(object):
    """
    このクラスへの入力はpreprocess処理済みのデータを仮定する.
    """
    def __init__(self):
        self.label_char = ["0", "1", "2", "3",\
                           "4", "5", "6", "7",\
                           "8", "9", "10", "11", "12"]
        plt.rcParams['font.family'] = 'IPAPGothic'

    def _convert_onehot2intvec(self, labels):
        labels_int_vec = np.argmax(labels, axis=1)
        return labels_int_vec

    def _get_mixclassified_idx_list(self, labels_intvec, pred_labels_intvec):
        misclassified = labels_intvec != pred_labels_intvec
        mis_idxs_list = np.where(misclassified == True)[0]

        return mis_idxs_list

    def plot(self, images, labels, pred_labels, plot_num: int=5):
        """
        Parameters
        ----------
        images : np.ndarray
        train_imgs or validation_imgs

        labels : np.ndarray
        train_lbls or validation_lbls

        pred_labels : np.ndarray
        predicted labels by trained model

        plot_num : int 
        number of plot images
        """
        labels_intvec = self._convert_onehot2intvec(labels)
        pred_labels_intvec = self._convert_onehot2intvec(pred_labels)

        mis_idxs_list = self._get_mixclassified_idx_list(labels_intvec, pred_labels_intvec)
        random_idx_list = list(np.random.choice(mis_idxs_list, size=plot_num, replace=False))

        fig = plt.figure(figsize=(15, 10))
        for i, idx in enumerate(random_idx_list):
            ax = fig.add_subplot(1, plot_num, i+1)
            ax.tick_params(labelbottom=False, bottom=False)
            ax.tick_params(labelleft=False, left=False)
            img = images[idx].reshape((224, 224, 3))
            ax.imshow(img)
            actual_label = self.label_char[labels_intvec[idx]]
            pred_label = self.label_char[pred_labels_intvec[idx]]
            ax.set_title(f"{pred_label} : actual {actual_label}")
        fig.show()

以下が識別ミスをした画像になります。
学習データにクラス2の画像が多く含まれるため、クラス2を出力してしまうことが多いようです。
ダウンサンプリングなどの対策が必要かもしれませんね。

prediction = model.predict(validation_imgs) # このmodelは上で作成したkerasのNNです.

mis_plotter = MisclassifiedDataPlotter()
mis_plotter.plot(validation_imgs, validation_lbls, prediction, plot_num=5)

output_24_1.png

「宗教画テーマの分類」コンペティション参加規約

コンペティションへの参加に際しては、ProbSpace利用規約(以下、「利用規約」といいます。)に加え、本ProbSpace参加規約(以下「本規約」といいます。)に同意いただく必要があります。利用規約にて定義された用語は、本規約においても同様の意味で用いられるものとします。

第1条(適用)

  1. 参加者(第2条に定義します。)は、コンペティションに参加した時点で、本規約、利用規約、その他ご同意いただいた規約のすべて、及びコンペティションサイトに掲載されているコンペティションに関するルールの一切に同意したものとみなされます。
  2. 本規約、利用規約、その他ご同意いただいた規約のすべて、及びコンペティションサイトに掲載されているコンペティションに関するルールは、コンペティションの終了後も参加者に適用されます。

第2条(定義)
本規約において次の各用語の定義は、それぞれ以下に定めるとおりとします。

  1. 「本コンペ」とは、当社ウェブサイト上で開催されるAI開発又はデータ分析等に関するコンペティションのうち、本規約に紐づく特定のコンペティションを意味します。
  2. 「主催者」とは、当社またはユーザーのうち、本コンペを主催する者を意味します。また、本コンペが、当社の顧客又は提携先の企業、学校その他の団体等がスポンサードするものである場合は、当該団体等も主催者の定義に含まれます。
  3. 「参加者」とは、ユーザーのうち、主催者側以外の立場で本コンペに参加する方を意味します。
  4. 「成果物」とは、本コンペにおいて参加者により開発される学習済みモデル、そのソースコード及び乱数シード等の設定値を意味します。
  5. 「入賞者」とは、当社より本コンペに入賞した旨の通知を受けた参加者を意味します。
  6. 「知的財産権」とは、著作権(著作権法第27条及び第28条に定める権利を含みます。)、特許権、実用新案権、商標権、意匠権、その他のノウハウ及び技術情報等の知的財産権(それらの権利を取得し、又はそれらの権利につき登録等を出願する権利を含みます。)を意味します。

第3条(権利の帰属)

  1. 本コンペで発生した成果物に関する知的財産権は、参加者に帰属します。

第4条(入賞者の義務)

  1. 入賞者は、本コンペで公開した成果物を、MITライセンスを適用し、商用利用の許諾条項及び著作権人格権の包括的不行使条項をライセンス条項に付与した形式で、オープンソースソフトウェアとして公開する義務を負うものとします。その前提として、入賞者は、成果物について本項に基づく方法でオープンソース化する権利を有していることを当社に対して表明保証するものとします。
    ※第三者が、授業・研修・セミナー等で活用できるようにするための規約となります。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
  2. 当社は、以下の3点の確認が完了した時点で、本コンペの賞金または商品を、入賞者に対して授与するものとします。
    1. 入賞者が、前項に基づいて成果物のオープンソース化を実施したこと
    2. 入賞者が、本規約、利用規約、その他ご同意いただいた規約のすべて、及びコンペティションサイトに掲載されているコンペティションに関するルールの一切に違反していないこと
    3. 当社が定める方法による本人確認
  3. 当社は、入賞者が第1項に基づいてオープンソース化した成果物を、自由に商用利用することができます。

第5条(禁止事項)

  1. 参加者は、本コンペにおいて、以下の各号のいずれかに該当する行為を行ってはならないものとします。
    1. クラッキングやチート行為、なりすまし、盗用等の不正行為
    2. 第三者の知的財産権その他の権利を侵害する内容ないし態様で、参加者公開事項を公開する行為
    3. 主催者(当社以外の者に限ります。)に対する直接連絡、相談、依頼、勧誘、勧誘対応等の活動(但し、当社を介して当社が認めた方法により行うものは除きます。)
    4. 本コンペにおいて、当該コンペと直接関係のない成果物等を提出すること
    5. 本規約における参加者としての地位又は参加者としての権利義務について、譲渡、移転、担保設定、その他の処分をすること
    6. その他、本規約、参加ルール及び利用規約に違反する行為
  2. 参加者が前項に規定する禁止行為を行ったと当社が認める場合、当社は、当該参加者に事前に通知することなく、当該参加者の本コンペにおける失格処分、当社サービスの全部又は一部の利用停止、ユーザー登録の抹消、その他当社が必要と判断した措置をとることができるものとします。

第6条(本コンペの変更、中断、終了等)

  1. 当社は、参加者に事前の通知をすることなく本規約に基づく本コンペの開催内容の変更、本コンペの一時的な中断又は終了を行うことができます。
  2. 当社は、本条に基づき当社が行った措置により生じた結果及び損害について、一切の責任を負わないものとします。

第7条(損害賠償)

  1. 参加者は、本コンペに関連して、自らの責に帰すべき事由により、当社、主催者その他の第三者に損害を与えた場合には、その一切の損害(逸失利益、弁護士費用を含みます。)を賠償するものとします。
  2. 参加者が本規約の規定に違反したことにより主催者(当社を除きます。)その他の第三者が当社に対して何らかの訴え、異議、請求等がなされた場合において、当社から処理の要請がなされたときは、参加者は自己の責任と費用負担において、当社に代わって当該第三者との紛争を処理するとともに、当社がかかる訴え、異議、請求等により被った一切の損害(逸失利益、弁護士費用を含みます。)を賠償するものとします。

第8条(本規約の変更)
当社は、必要と判断した場合には、参加者に対して事前に通知する(本コンペにかかる当社ウェブサイト上での告知その他当社が適当と認める方法を含みます。)ことにより、いつでも本規約を変更することができるものとします。なお、変更内容の通知後、参加者が当社の定める期間内に本コンペへの参加を取り消す手続をとらなかった場合には、当該参加者は変更後の規約に同意したものとみなされます。当社は、本規約の変更により参加者に生じたすべての損害について一切の責任を負いません。

第9条(その他)
本契約の準拠法は日本法とし、本契約に起因し又は関連する一切の紛争については、当社の本店所在地を管轄する裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。

(制定)2020年6月22日